Archive for 5月, 2021

各種機能は大丈夫?SIMフリースマホの利便性

“今では売り上げが急増しているSIMフリースマホですが、「キャリアスマホより良い」という意見が多いので、本当にそうなのかをチェックしていこうと思います。
まずOS・CPU・メモリ・ストレージですが、キャリアスマホのほうが最新、大容量というわけではありません。キャリアスマホを購入されている人の中には、キャリアスマホはあらゆる面でSIMフリースマホに勝っている・・・と思っている方もおられますが、世界的に見てもSIMフリースマホは劣っている要素が少ないのです。この中でギリギリ差があるものをピックアップすると、「CPUのみ差がある」というなんともいえない状況です。
つまり、キャリアスマホの宣伝に良く用いられている「ハイスペック」というのは、ハイスペックの基準を満たしているだけで、SIMフリースマホに比べて格段に高性能というわけではありません。
しかもキャリアスマホは、ハイエンドモデルが10万円台からという状況が続いているため、オススメすることが難しいです。SIMフリースマホの場合は9万円台からでキャリアスマホと同性能のものが見つかりますし、今では7万円台、8万円台の5G対応スマートフォンまで多くなってきました。つまり、コストパフォーマンスでは圧倒的にSIMフリースマホに軍配が上がります。
次にストレージ容量ですが、「128GB以上のスマートフォンモデルが多い」ため、こちらについても比較をする意味がありません。よほどスマートフォンを利用される人でなければ、正直なところ128GBもあれば十分です。バッテリー容量についても、「3000~5000mAhのものが多くなってきている、高速充電機能ありが珍しくない」時代なので、これらについても特に意識する必要はありません。
ここまでは、キャリアスマホとSIMフリースマホに大きな差がない・・・と案内してきました。ですが、見るべきところを少しずらした場合は、「大きな差がある」という結論になります。
例えば、SIMフリースマホの多くは「オプションを自分で設定する必要がある」ため、ものによっては050以外の番号による発信を行えません。これではフリーダイヤルを利用できないので、定期的にメーカーのフリーダイヤルに電話することがある人の場合、かなり不便だと感じる人もおられるでしょう。
さらにSIMフリースマホを選ぶと、おサイフケータイのようなキャッシュレス決済にまったく対応していないこともあります。電子マネー払いの説明を確認するとわかりますが、キャッシュレス決済の一部、もしくは対応していないケースが多いので、スマートフォンでキャッシュレス決済をしたい人の場合、無理にSIMフリースマホを選ばないほうが良いかもしれません。
その他では、「防水・防塵・耐衝撃性は低い」と思ったほうが良いでしょう。キャリアスマホ、SIMフリースマホともに防水などの機能はありとなっていますが、キャリアスマホのほうがIP68のような高い等級で、スマートフォンを保護しているのです。等級が上がるほどにクオリティは上がっていくため、屋外でスマートフォンを動かすことが多い場合も、SIMフリースマホよりキャリアスマホのほうがオススメです。”詳しくはこちら

スマホシェアトップのHUAWEI!なぜ締め出しをくらっている!?

“世界で売れているスマートフォンメーカーというと、「Apple、Samsung、HUAWEI」です。
国内のスマートフォンメーカーも人気ですが、スマートフォンシェアの10%以上を占めている三社と比較した場合、勢いでは勝っていないと見られても不思議ではありません。しかし、海外ではHUAWEIのスマートフォンを危惧しており、その影響で規制などをかけられるようになってきました。
特にアメリカでは顕著で、購入制限を設けるような簡易的な措置だけでなく、HUAWEIそのものを締め出しているような状況が続いています。アメリカが大々的にHUAWEIのスマートフォンを締め出すようになってからは、日本、オーストラリア、ニュージーランドでも同様の対応が取られるようになってきました。
具体的には、「5Gの基地局において中国製品を使用しない」、このような対応を取るようになったのです。大げさな対応のように見えますが、海外製のスマートフォンなどインターネットとつながっている電子機器を利用することにより、「個人情報などが漏洩する危険性がある」ため、このような対応は取ったほうが良いというユーザーの声も増えてきました。
補足となりますが、通信機器メーカーの多くは情報収集をしているため、HUAWEIのスマートフォンのみ危険というのは間違っています。例えば、ブラウザで有名なGoogleについても、情報収集をしていることを明らかにしており、制限を設けて情報を活用している、収集していると案内しているため、今のところは大きな制限を設けずに済んでいるだけです。
しかし中国の場合は、これらについて隠蔽している可能性があるため、大事な情報が盗まれる前に備えようとする国、企業が増えてきました。
実際に、ハッキング被害だけでなく、中国からと見られる攻撃によってシステム面で被害を受けている国は存在します。その国こそがオーストラリアなのです。オーストラリアは末端の防衛産業が被害を受けているのですが、システムへの侵入によって「最新戦闘機F-35」の情報が盗まれた過去があるのです。”