“〇タイムラプスとは
プロのような1枚を仕上げる、撮影手法がタイムラプスです。簡単に言えば、1枚ずつ撮影された写真をコマ送り動画にする方法。「低速度撮影」または「微速度撮影」と呼ばれることもあるので、いずれかは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
いつも見ている風景でも、タイムラプスの撮影手法を用いれば、新鮮でドラマチックな作品になります。
〇タイムラプスのメリット
●飽きない動画
普通の動画だと、興味のないシーンで視聴者は飽きてきてしまいます。興味が薄れ、視線もまた動画から外れてしまうでしょう。しかしタイムラプスでの撮影ならば、人間心理を利用し飽きずに視聴が続けられます。目まぐるしく場面が変わり、それでいて1枚ずつに意味がある。目を離している時間がないのです。アピールしたいものを、最後までしっかり見てもらいやすいでしょう。
●時間の流れをとらえられる
普通の写真撮影だと、1枚の静止画が仕上がりますね。普通の動画撮影だと、流れるように場面は変わっていきます。しかしタイムラプスならば、両者の良いとこどりで時間の流れを把握できる作品がつくれるのです。一見動画を早送りしているような映像でありながら、一枚一枚の重厚感も醸し出され、芸術性が発揮されるでしょう。
●データ量が軽い
静止画ではないので、データ量が重くなってしまいそうですね。しかし実際には、普通の動画と比較するとデータ量は軽いです。ですので、メールに添付したりデータのやりとりが気軽に行えるでしょう。デバイスのストレージを気にしなくていいので、さくさく保存できます。
●解像度が高く設定できる
前述したように、タイムラプスのデータ量は軽いです。そのため、画像の解像度を高く設定し作品を残せるでしょう。
●芸術性がある
他とかぶりたくない個性ある作品を仕上げたいならば、断然タイムラプスがおすすめ。独特な雰囲気、他にはない自分だけの世界観を作り出せるでしょう。星が動く様子、植物が伸びるようす、朝から晩までの街の風景など……タイムラプスならではの、印象的な動きが視聴者の興味を引くでしょう。
●タイムラプスの撮影手順
〇iPhoneの場合
①「カメラ」アプリを開く。
②画面下部の撮影モードを選択。
③メニューから、「タイムラプス」を押す。
④シャッターボタンを押して、撮影を開始。
⑤シャッターボタンを押して、撮影を終了。
〇Androidの場合
カメラにタイムラプス機能が搭載されているモデルと、搭載されていないモデルがあります。どちらか確認し、搭載されていないモデルならばタイムラプス撮影できるアプリをダウンロードしましょう。
〇一眼レフカメラ
スマホでのタイムラプスよりも、高品質な作品作りが可能となります。
お手持ちの一眼レフカメラに、タイムラプス機能が搭載されているならばそれを利用しましょう。なければ、外部機器であるインターバルタイマーを購入し、利用してください。一定間隔で撮影できるので、撮影後に動画編集すればタイムラプス作品が仕上がります。
●タイムラプスでの注意点
〇バッテリーと容量をしっかり確認してください。どちらも残量が少なければ、撮影が余儀なく中断されます。
〇ブレると、良い仕上がりになりません。カメラを安定させるための三脚などが、おすすめです。”
“iPhone15Pro/ProMaxではiPhoneシリーズでは初めてAppleLogによるLog撮影に対応しています。ここではiPhone15Pro/ProMaxのLog撮影機能についてまとめてみましょう。
【Log撮影とは?】
Log撮影とは、より広いダイナミックレンジで撮影ができる機能になります。ダイナミックレンジとはカメラが捕えている明暗の幅のことで、iPhone15Pro/ProMaxシリーズではLog撮影ができることから色彩豊かな写真の撮影ができるようになりました。Log映像では明るい部分と暗い部分の画像情報を保持するため、ポストプロダクションで色とコントラストをより柔軟に編集することができます。
iPhoneの純正カメラでは自動的に見栄えのよい映像が撮影できるように設計されていますが、標準状態ではたくさんの情報を取り除いた状態で映像を保存するために、後から編集できる範囲が限られてしまいます。撮影時の情報を保ったまま映像を記録する手法としてLog撮影があるのです。Log撮影のLogとは対数を意味していて、映像に含まれる階調を対数で数値化して処理し、圧縮しています。
【Log撮影は多様的な映像表現ができる】
Log撮影した映像は、ルックアップテーブルというファイルを使用してポストプロダクション処理を行います。ルックアップテーブルは色調整用のファイルであり、クリエイティブな外観を追加するものもあれば色空間を別のものに変換する実用的なものもあります。Log撮影であれば1つの映像から多様的な映像表現が可能になります。ルックアップテーブルで好きなように映像の色を編集できるのは大きなメリットと言えるでしょう。またLog撮影した映像をポストプロダクション処理するのは、従来のデジタルシネマカメラで行っている作業と同じです。iPhoneで撮影した映像を、ソニーやキャノンなど他のメーカーで撮影した映像と同じようにデータを管理できるのは強みと言えるでしょう。
【Log撮影のメリットとは?】
Log撮影のメリットをまとめてみましょう。
<ホワイトバランスや露出を自由に調整できる>
Log撮影では編集の時点でホワイトバランスや露出を自由に調整できます。黒つぶれや白飛びを起こしやすいような環境で撮影をした場合でも、肉眼で見た景色に近いものを調整できるのがメリットと言えます。
<データ容量はRAW撮影の映像よりも小さくなる>
Log撮影のデータ容量はRAW撮影の映像に比べて小さくなるというメリットがあります。iPhone15Pro/ProMaxではAppleProResで最大4K、60fpsの映像を撮影できるものの、RAW撮影だと大きなファイルサイズになってしまうのです。その点Log撮影はデータ容量が小さいため、扱いやすいと言えるでしょう。iPhone15Pro/ProMaxはAppleProResで撮影した映像を外付けストレージへ直接保存することも可能です。”www.samsung.com/jp/tablets/