新プラン導入で“大人の階段”を上り始めたエックスモバイル

MVNOのもしもシークスは、自社ブランドのショップを幅広く展開しています。自社で販売網を構築して、Webや家電量販店だけでは獲得できなかったユーザーを取り込んでいくというのが、同社の方針なのです。こうして文章にすると簡単に見えるのですが、実際に販売網を持つのは非常にハードルが高いことです。しかも、エックスモバイルは、まだ創業間もない企業です。実際、2015年6月に木野氏をインタビューした際は、「まだ超絶赤字」という発言もあり、苦労の様子が垣間見えたものです。「まだ超絶赤字」だけど「撤退します、以上」はありえない――エックスモバイル木野社長。そのインタビューから、間もなく1年が経とうとしています。1年で、もしもシークスにどのような変化があったのでしょうか。新料金プラン、新端末の狙いとともに、新生もしもシークスの戦略を聞いてみると、9割が「かけたい放題」を選択、データ容量は5GBか7GBを選ぶ人が多いとのことです。木野氏’プランは何回も変えていて、最初から数えると今回のものが第4弾になります。今までは商戦期に合わせて変えたり、MVNEの変更に合わせて変えたりといったことをしてきました。ただ、そろそろ腰を据えてできるプランを出したい。ずっと、そう思ってたのです。かけたい放題ライト、かけたい放題フルは店頭でかなりセールスをしてはいますが、正直、こちらの予想を超えていました。また、5GBや7GBが多いのも、店頭セールスの効果です。

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